本文へスキップ
山口一生 佐賀県太良町議会議員
一般質問 /

情報発信:紙の「回覧板」から、双方向の「デジタル」へ

まとめ

  • 事実:行政情報は主に紙媒体(回覧板等)で配布されており、配布側の負担も大きい。パブリックコメントの意見提出は極めて少ない(3件)。
  • 論点:一方的な情報発信になっており、町民からのフィードバックや、必要な人に必要な情報を届ける仕組みが弱い。
  • 次の問い:LINE等のICTツールを活用した「セグメント配信(年齢・属性別)」と「町民からの通報(道路破損等)」の仕組み導入。

質問の背景(なぜこれを聞いたのか)

総合計画などの重要施策に対し、意見がほとんど集まらないのは、「関心がない」のではなく「届いていない・言いづらい」からではないか。スマホ時代に合わせたコミュニケーションの刷新が必要です。

質疑の整理(要点)

1) パブリックコメントの形骸化

第5次総合計画への意見はわずか3件。紙での配布が難しく、ホームページ閲覧や役場での閲覧のみだったため、周知不足が否めません。

2) ICT活用の提案

福岡市などの事例を挙げ、LINEを活用した「欲しい情報の受信」や「道路等の不具合通報」を提案しました。 町長からは「専門職の配置は難しいが、職員の研修などで対応したい」との回答にとどまりましたが、コストを抑えた導入の検討は必要です。

3) 専門人材の活用

情報発信や分析を行う専門職(広報官やデジタル担当)の登用を提案。 現状は兼務職員で回しており、マンパワー不足が課題であることが浮き彫りになりました。

メモ

情報は「出す」だけでは不十分で、「伝わる」ことがゴールです。また、町民を「監視役」ではなく「協働者」にするための通報システムは、行政コスト削減にもつながります。

全文(書き起こしテキスト)を読む

3つ目の質問です。町民への情報提供等の方策について。 現在、行政からの町民への発信や意見収集は、主に紙媒体を通じて行われています。紙媒 体は配布に手間がかかり、町民の中には負担になっている方もいらっしゃいます。例えば配 るときに家から出れないので次の家に配れないから区長さんが配るとか、そういったケース もあります。 今回の第5次太良町総合計画の素案に対する意見収集の例を用いて、今後の情報発信、受 信についての方策を問います。 1つ目、第5次太良町総合計画(素案)に寄せられた意見件数とその内容の取りまとめは どうなっているか。こちらは10月の末から11月頭まで募集されていた、インターネットのウ エブサイトとかにもあったような意見、御意見くださいっていうところの数ですね。 2番目、現在の情報提供方法とその効果はどうか、また明らかになっている改善点はどう

  • 70 - か。例えばいろんな紙面とかそういったものが何冊、何種類ぐらいあって、それがきちんと 機能しているかっていう行政なりの考えを聞きたい。 3つ目が、情報技術を活用した低コストかつ確実な情報発信、受信への取り組みの考えは どうかっていうことで、以上3つを質問させていただきます。 ○町長(永淵孝幸君) 山口議員の3点目、町民への情報提供等の方策についてお答えします。 1番目の第5次総合計画に寄せられた意見件数とその内容の取りまとめについてでござい ますが、件数は3件で、内容については振興計画審議会に全て提出し、意見に対する計画の 対応を説明しました。 2番目の情報提供方法と効果、改善点についてですが、第5次総合計画は100ページを超 えるものとなっております。この計画の意見を募る場合、紙での配布は現実的ではないので、 町のホームページ掲載による情報提供といたしました。それ以外には、印刷物を用意して、 役場本庁と大浦支所に配置して閲覧できるように準備をいたしております。 意見募集の告知は、区長配布による回覧をいたしました。 今回の意見公募における改善点ですが、計画の策定スケジュールの関係で公募期間が短く なってしまったのが反省点ではあろうかと思います。 3番目の情報技術を活用した低コストかつ確実な情報発信、受信への取り組みにつきまし ては、具体的な御提言がありましたら承りたいと思います。よろしくお願いいたします。 以上です。 ○1番(山口一生君) 先日の第5次計画についての御意見は3件ということで承知しました。 私も回覧板を拝見してて、御意見募集しますということで回ってきて、納期が一 、二週間 ぐらいあって、でもどのページを見ていいかっていうのは役場まで取りに来てくださいとい うふうに書いてあって、これ本当に意見が集まるのかなっていうのは気になってはいました。 実際、町のあらゆることにまたがるようなことなので、興味のあるなしっていうのはもちろ んあるとは思うんですけれども、自分事としてやっぱり捉えられる部分についてはもう少し 意見が収集できるような方法もあったのではないかなというふうに考えています。 今その回覧板とかも使われているんですけれども、実際に11月とかはかなりの件数の回覧 板が回ってきてまして、この数とか配布する手間とか、そういったところをもう少し見直す 必要が出てくるのかなというふうに思いました。山間部とかもかなり人が少なくなってきて 回すのがすごく難しいとか、そういったことを言われる方もいらっしゃったりするので、ど ういうふうにやっていくかっていうのは今後検討しないといけないですけれども、皆さん負 担に感じてるっていうことをお伝えしておきたいなと思ってます。 3つ目の情報通信技術を活用したっていうところで、またそういったITの技術みたいな
  • 71 - 話になるんですけれども、今はLINEとか皆さん使われてる方もいると思うんですけれど も、LINEで福岡市とかいろんな自治体が町民一人一人とつながるっていう施策を行って られるところがふえてきました。例えばこのLINEに、何歳ぐらいの女性の方だけに配信 するとか、そういった制御も可能にはなっているので、自分に関係がない情報は余り目に触 れない、自分に関係あることは入ってくるような、そういった方法をとることもできます。 もう一つ、町民さんからのいろんな意見を収集するってあるかと思うんですけれども、例 えば大雨とか台風とかあったときに、ここの道は何かちょっと壊れとるとか、あそこに崖崩 れがあるとか、ミラーがずれてるとか、そういったところの報告っていうのは役場の方が町 の中を見に行っていろんな見回りをされて特定をされてると思うんですけども、そういった のを携帯で写真を撮って、どこそこがこういう状態だよっていうのを通報するというか情報 提供するっていうような仕組みもこの中には含まれているので、町民の皆さんが町のそうい った不備であったりとかリスクみたいなものを通報できるような仕組みっていうのが今後あ ればいいのかなとはいうふうに感じています。 余り時間もないのであれですけども、きょう西田議員が言われた目安箱というか意見箱み たいなものも設置したらどうかという意見がありましたけども、やっぱり町民の方からお伺 いする意見として、なかなか自分たちが思ってることを役場に伝えるタイミングがないとか、 自分がどうやって伝えたらいいかわからないっていうような声も多く聞くときがあります。 それは町内からもそうですし、例えば町外に出ていったような地元の出身者の方も、太良町 のことを思って情報提供してくださる方もたくさんいらっしゃるので、そういったところの 方とも柔軟につながりながら太良町の課題っていうのを一緒に考えていくような仲間をふや していけないかなというふうに考えています。そういったところで3つ目の情報技術を活用 したっていうところは上げさせていただきました。 最後にちょっと質問なんですけども、太良町はいろんな情報発信をされてるとは思うんで すけれども、実際にその情報を扱う、情報を発信したり受信したり加工したりそれを分析し たりとか、そういった専門の人材っていうのを庁内に1人ないし2人ぐらい、まあ兼任でも いいんですけども、置かれてみてはどうかと思うんですけども、それについてはどうお考え でしょうか。 ○町長(永淵孝幸君) 全てこういったものは専門職を置くのがいいというのはわかっておりますけれども、何せ いろいろな事情がございます。そりゃもう専門職をどんどん雇って情報発信したりとか、い ろいろな情報を集めたりとかする方法もあるでしょう。しかし、そういった中で、今の職員 の実態は議員御存じのとおり1人で2役、3役、4役と持ってる職員もいるわけですね。そ の中でもしかし自分たちでいろいろな研修を、こういった会合にも出ていってもらって研修、 研さんを積んでもらうというような方法でやっておるわけです。今議員がおっしゃった、今
  • 72 - 後私はできるだけ職員をそういった、ここには専門職員が必要だなというところは雇用する ような考えは持っております。しかし、どこの職でどこの範囲でというようなことは申し上 げることはできませんけれども、必要が生じたときにはそういった専門職もやはり雇用して いかなくてはいけないのかなという思いはいたしております。 以上です。 ○1番(山口一生君) 専門職の雇用については、その期間とかそこの費用負担とか、そういったところでかなり 難しい部分があるということは理解しました。しかし、先ほど言われたとおり、職員の能力 というか、それを高めていく、それを共有してみんなで庁内で使えるようにしていくとかっ ていういろんな前向きな学習とか、そういったものについては今後積極的に投資をしていた だきたいなと思っております。 以上で私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。