林業振興:200年の森構想と、目の前の「木育・住環境」
まとめ
- 事実:太良町は「多良岳200年の森構想」を掲げているが、主伐(収穫)は150年以上先の話である。
- 論点:超長期の計画を維持しつつ、現在生きる世代にどう恩恵や関わりを持たせるか。
- 次の問い:学校備品の木質化や、若者向け木造住宅(長屋)など、地産材の「出口」を町内で作る取り組み。
質問の背景(なぜこれを聞いたのか)
150年後の人口も需要も予測できません。しかし、山は守らねばなりません。「将来のため」というスローガンだけでなく、今の子供たちが木に触れる機会、今の若者が住める場所といった「現在進行形」の価値を作る必要があります。
質疑の整理(要点)
1) 森林環境譲与税の活用
当面は未整備森林の調査や意向確認に予算を使用。将来的には人材育成への活用も検討の余地ありとの答弁。
2) 学校用机・椅子の導入
県補助事業で小学校低学年用の机・椅子(60セット)を導入。町内業者(家具組合等)や福祉施設との連携による製造・発注を提案しました。
3) 単身用長屋(木造)の提案
移住希望の単身者向けに、地場産材を使った長屋(賃貸住宅)の建設を提案。 町側はまず「子育て世帯向け住宅(亀ノ浦)」を優先する方針ですが、単身者ニーズも潜在的に大きいことを指摘しました。
4) 林業大学校の誘致
後継者育成の拠点として林業大学校の創設・誘致を提案しましたが、県内の既存研修体制で足りているとの認識で、町としての創設は考えていないとのこと。
メモ
「200年の森」は壮大ですが、それを支えるのは「人」です。木に触れて育った子供、太良の木組みの家に住んだ若者が、将来の森の守り手になります。
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1番(山口一生君)
議長の許可をいただきましたので、通告に従って一般質問をさせていただきます。
まず第1に、林業の振興について質問をさせていただきます。
多良岳200年の森構想実現に向けた今後の林業振興について具体的な方策を問いたいと思います。
いろいろ太良町で第1次産業、農業、漁業、林業あるんですけども、やはり山というのが第1次産業の治水とか水を使いますので、そういったところでまず質問をさせていただきたいなと思い立ちました。
質問第1、森林環境譲与税の本町への交付額とその使途はどうなっているか。2番目に、最初の主伐に最短で150年ほど必要だが、150年後の太良町の人口規模はどの程度になっているか。3つ目、150年間間伐を含む管理が必要だが、その間の必要な人員や予算はどのように工面するか。4つ目、林業後継者を育成するための具体的な施策は、子供向けの森や林業の教育、林業大学校の創設などは検討はされているか。5つ目、付加価値創出のため、太良町産木材のFSC認証取得状況と、町内での商品開発についての考えはどうか。6つ目、町内には単身者用の住居が不足していますが、町内産木材を使用した単身用長屋を複数建設してはどうか、こちらは御提案となります。7つ目、広葉樹をふやす請願が漁業者から上がっていますが、その対応はどうなっているか。
以上、7点について質問をさせていただきます。
町長(永淵孝幸君)
山口議員の1点目、林業振興についてお答えします。
1番目の森林環境譲与税の本町への交付額とその使途につきましては、交付額は平成31年度が412万2,000円、令和2年度から3年度までは880万円、令和4年度から5年度までは1,110万円、森林環境税の徴収が始まる令和6年度以降は1,360万円で推移すると試算されております。
その使途につきましては、個人所有の森林経営計画に属していない未整備の森林を優先的に整備することを林野庁が求めていることを踏まえ、使い始めの令和2年度は、町内にある対象森林の面積等の調査及び森林管理のためのクラウドシステムや機材などの経費に対し750万円を充てる計画でございます。
令和3年度以降は、令和2年度の調査結果をもとに森林所有者の意向調査や現地調査を4年ほどかけて大字別に行い、順次間伐等の施業を行うというのが大筋の使途計画でありますが、令和3年度以降の具体的な使途については、令和2年度の対象森林の調査結果などを踏まえたたたき台をもとに、町の諮問機関である太良町営山林運営委員会での議論を経て決めていきたいと考えております。
次に、2番目の150年後の太良町の人口規模につきましては、平成27年12月に策定した太良町人口ビジョンの40年後の2060年には戦略人口として5,900人の人口規模を想定しておりますが、それ以降の150年後の人口推計は大変難しいものがありますので、現在150年後の人口については答弁できません。
次に、3番目の150年間における間伐等の管理に伴う人員や予算の工面についてですが、町有林の管理は、多良岳200年の森に限らず、太良町が森林を所有している以上、所有者責任として管理責任があると考えます。そのための財源としては、山林育成基金や一般財源からの充当を考えております。
次に、4番目の林業後継者を育成するための具体的な施策、子供向けの森や林業の教育、林業大学校の創設などの検討についてでありますが、実績といたしましては、多良小学校5年生による植樹活動を林業後継者育成という位置づけで20年ほど継続して取り組んでおります。子供向けの森や林業教育としては、太良町健康の森公園の多目的利用拡大の検討の中でクワガタ、カブトムシ用のクヌギの整備や山遊び教室のアイデアがありましたが、林業大学校の創設については考えておりません。
次に、5番目の付加価値創出のため、太良町産材のFSC認証取得状況と、町内での商品開発についてでありますが、本町でも平成28年に森林認証について森林認証団体や森林認証を既に取得されていた県から認証の取得や認証の継続に必要な事務量、経費などの情報をいただき検討を行いました。その当時において、木材市場では認証の金銭的効果は見えてきていない状況にあり、認証の取得は時期尚早であると判断した経緯がございます。今後、認証の取得については、消費者や市場の認証木材の需要の動向により判断したいと考えております。町内の商品開発については、太良町森林組合が主体となって自然乾燥木材の商品化について検討されており、町としても注視しております。
次に、6番目の単身用長屋の建設についてお答えします。現在のところ、単身用の住宅建設は考えておりません。昨年9月の全員協議会で説明しましたとおり、地元や議員から要望の強かったパレットたらに続く新婚世帯、子育て世帯を対象とした定住促進住宅を亀ノ浦地区に建設すべく、令和2年度の予算に計上しているところであります。まずは、この定住促進住宅を完成させ、応募状況や入居状況を見ながら今後の定住促進住宅また単身用住宅につきましても、建設の必要性を精査し検討していきたいと考えております。
次に、7番目の広葉樹植栽の請願書に対する対応についてでありますが、令和元年5月に提出された請願内容は、県で現在進められております森から川、川から海に至る物質循環の流れを一体的に結びつける森川海人っプロジェクトや多良岳200年の森の趣旨にも合致した請願であると認識しており、現在町としての事業の位置づけや場所、樹種などについて内部検討を行っているところであります。
今後、事務局のたたき台として作成する広葉樹植栽に関する事業案について太良町営山林運営委員会で御議論いただき、実施計画を策定したいと考えております。
以上でございます。
1番(山口一生君)
先ほど環境譲与税の本町における使途を御説明いただきましたが、令和6年度以降は1,360万円程度に落ちついていくということなんですけれども、こちらは今ある山林の整備以外にもそういった人材育成等にも使用できるような予算だったと記憶してますが、そういったものに対してその予算を充てていくという御予定はありますでしょうか。
農林水産課長(川島安人君)
お答えします。
この譲与税の使途につきましては、太良町森林組合からもどのようなものに使ったらいいのかという御提案も何点かございまして、その中で、おっしゃられた人材育成についても言及をされております。実際それをどうするのかというのは、太良町営山林運営委員会のほうで議論して、最終的には詰めていきたいなというふうには考えておるところでございます。
以上でございます。
1番(山口一生君)
整備と教育というか、後進育成に使用ができる可能性がある、議論の余地があるということで理解をしました。
最近小学校のほうに小学生用の机と椅子を木材でつくられて納品をされたかと思うんですけれども、そちらのほうの今の納品の状況と小学生というかお子さんたちの反応というか、現場の反応というのはどういうふうになってますでしょうか。
農林水産課長(川島安人君)
お答えいたします。
ことし県の補助を使いまして、小学低学年用の机、椅子を60式つくっております。多良小学校に35、大浦小学校に25、今空き教室のほうに収納してございます。それで、先生にはこれいいんじゃないのという感じでコメントをいただいたそうでございます。
以上でございます。
1番(山口一生君)
先ほど納品された机と椅子が空き教室に置いてあるということなんですけれども、飾ってあるという状態ということでしょうか。
農林水産課長(川島安人君)
お答えいたします。
これは、令和2年度に入学される新入生から使うというふうな計画でございますので、まだ実際には使っていない状態でございます。
以上でございます。
1番(山口一生君)
私も実際きのう大浦小学校で現物を見させていただいたんですけれども、非常に木でつくられていて、私もこういう机で勉強したかったなと思った次第なんですけれども、1つ、ちょっと重いかなというところがあったんですが、こういったところの机と椅子を設計をされる場合に、例えば実際に教員の方とか小学生とか、そういったところに試作品とかそういったもので相談とか協議とかをされたような経緯はありますでしょうか。
農林水産課長(川島安人君)
お答えいたします。
そのようなことはしておりません。JIS規格に基づいて大きさにのみ着目して発注しております。
以上でございます。
1番(山口一生君)
今後、もしそういった小学校とか中学校とか、できれば高校にわたって、机と椅子といったものの木質化を進めていっていただければと思うんですが、その中で、こちらを製造をされた会社というのは今回どちらの会社になりますでしょうか。
農林水産課長(川島安人君)
お答えいたします。
諸富家具という家具の組合だったと思います。
以上でございます。
1番(山口一生君)
諸富家具さんといえば、家具をつくられてる産地として大変有名だと思うんですけれども、太良の町内にもそういった木工の技術を持たれている会社さんとか個人さんとか、そういった方がいらっしゃるんですけれども、そういった方々に雇用を創出したり仕事を創出したりする面において、こういった小・中学校、高等学校の机と椅子というのを木に切りかえていくというのは非常に有効な手だてになり得るなというのは思っております。
今県のほうからもそういった森を大事にして川を大事にして海をよくしていこうというプロジェクトがあると思うんですけれども、そういったところの非常に重要な始まりのところとして、木材利用というのも、太良は森林の面積が55.8%というふうになってますので、そういったところから始めていければなと思うんですが、それについてはどう思われますか。
農林水産課長(川島安人君)
お答えいたします。
町内にも佐賀西部コロニーさん、木工の技術を持っておられるところがございます。今後は、そういう技術を持っておられるところにできるだけこういう事業を行った場合はやってみたいなというふうには考えます。
以上でございます。
1番(山口一生君)
急にできることでもないとは思うんですけれども、そういった諸富家具さんとかの関係性とかも考慮しつつ、町内のそういった製造のスキルというか、産業のスキルを高めていくことを考えていただければなと思います。
もう一つ質問があるんですけども、私、太良町の人口規模が150年後にどうなっているかという質問をさせていただいて、正直わからないというのが本当に正直なところだとは思います。でも、最初に私が多良岳200年の森構想という名前を聞いたときに、すばらしいことを考えてくれたなと思いました。200年というと、多分ここにいる皆さんというか私も含めて誰もいないと思うんですけれども、誰もいない状態でも町が存続している、山がきれいに整備されている、そういう状態をつくっていこうという意気込みを非常に強く感じています。
今現在の林業の状態についてもう少し質問をさせていただきたいんですけれども、現在森林組合さんが主体となってこういった山の整備を行われてると思うんですけれども、森林組合さんのほうで、例えば雇用においてどういう人数がいて、どういうふうに現在雇用を進めているか、どういう工夫をされているかというのを教えていただけないでしょうか。
農林水産課長(川島安人君)
お答えいたします。
3年ぐらい前の資料しか持ち合わせていないんで、概要を御説明いたします。
太良町森林組合は、県内の森林組合の森林作業員さんの数の割合が非常に高くて、例えば地区内の民有林の面積から作業員さんの数を割りますと、3年前の数字ではございますけど、120ヘクタール程度が1人当たりで管理する面積となります、太良町の場合はですね。しかしながら、ほかの森林組合においては、多いところでは740ヘクタールとか3倍以上人間が少ないと、大きな面積を担当しなければいけないというふうな状況になってございます。
済いません、ちょっとはしょりまして、そういうふうでちょっと多いということでございます。3年前の話で32人いらっしゃいます。
以上でございます。
済いません、ちょっと忘れました。あと、そういう新規の森林技術者というのは非常に危険な業務でございますので、国の緑の雇用事業というものを活用いたしまして平成16年からそれを利用して、職員をOJTといいまして現場でベテランが新人を育てるというふうな非常に効果のあるやり方で育てておられまして、最終的に今残っておられる5名さんが緑の雇用関係で現場の職員さんとしておられます。
以上でございます。
1番(山口一生君)
今、県内でもすごく先進的な取り組みというか、安定的に経営をされているということがよくわかりました。
先ほど言われた緑の雇用なんですけども、国の林野庁のほうから林業の後継者を育てるために予算立てをしていただいてるものだと思うんですけども、それとあわせて近年林業大学校というのが全国に創設をされていっております。九州の中でも熊本、宮崎、大分のほうで林業大学校ということで創設をされているんですけども、そういう中で、例えば教育を受けながら教育を受けている生徒さんに対して給与を支払っていくというタイプもその中にありまして、そういう面を活用すれば、先ほど町長も言われましたけども、太良町にも若い人を呼び込むということが可能になるかと思うんですけども、そういった林業大学校、もしくは林業の教育を若い人たち向けに行っていくということについてどう思われるか、お聞かせください。
農林水産課長(川島安人君)
お答えします。
先ほど言いましたけど、今現在太良町の場合、太良町の森林を守るような森林技術者については、今のところは足りている状況でございまして、その中でそういう教育を行うような人材というのは県内でも非常に充実をしております。そういうことでございますので、佐賀県でそういう林業大学校というものを創設というふうな話になった場合には、太良町の山の状態及び支援体制である林業技術者、指導者の有無については非常に太良町としては適切な場所になろうかというふうに考えます。
以上でございます。
1番(山口一生君)
もし県のほうでそういった林業の後継者を育てていくということについて、大学を創設するというお話が具体的になっていないとすれば、ぜひ太良町のほうからうちにつくってくださいということで御提案をいただいてもいいのかなと考えています。
これは情報なんですけども、林業大学校を大体大別すると4つタイプがあります。これは農大型というタイプ、農大革新型というタイプ、もう一つが研修型、もう一つが高度研修型という4つタイプがあります。農大型というのは農業大学校教育に準じた2年間の教育機関、農大革新型というのは専攻学科の設置や大学の講義の履修など、農大型の教育体系に特色を付加した2年間の教育機関、研修型というのが短期間で林業労働者育成を行うことに重点を置いた1年間の研修機関、高度研修型というのが研修型を2年間または基礎課程1年プラス専攻課程1年にすることで、より専門性の高い研修を行える環境を整備した研修機関と、大別すると4つになります。
例えば、2年間みっちり教育をしないといけないというのが世の中の全てのトレンドではなくて、例えば1年間とかという短期での研修型の林業大学校というのもありますので、参考にされてみてはどうかなと思います。
もう一つ、次の質問に行くんですけども、先ほど太良町の材を使った机とか椅子とか、そういったところから加工の技術を高めていくことは可能かというところで質問をさせていただいたんですけども、実際太良町から産出される木、主伐をして販売をしてる木について、今立米当たり例えば1.6万円ということでかなり安くどんどんなっていますと。このまま市場流通で販売をしても、到底ペイできるようなものではないなというのが私の感想であります。
そこで、いろんな認証取得というのも踏まえて、太良町の中で加工をして付加価値をつけて、最終の製品としてつくっていく。そういったつくられたものを太良町内に展示もしくは設置をして、そういったものをいろんな来ていただける方の目に触れるところに置いていって、それで太良町の木のよさを伝えていくということが必要になるかと思うんですけれども、そういったところに対して町として、例えばこの環境譲与税を活用した庁舎内の木質化とか、そういった公的な場の木質化とか、そういったところから始めるというのはどういうふうにお考えでしょうか。
農林水産課長(川島安人君)
お答えいたします。
先ほど言われたように、物が町内区域内で回るというのは非常に経済的に効果がございます。それで、譲与税の使い道についても、木材の出口といたしましてそれを使うということもできるというふうになっております。
しかしながら、今のところ先ほど言いましたように、多くなっても1,360万円程度でございます。その中でどのような配分が一番いいのかというのは、今後具体的に検討をしていきたいなというふうには考えております。
以上でございます。
1番(山口一生君)
商品開発については理解をしました。
次の質問なんですけども、単身用の住居について提案をさせていただいたんですけども、まずは定住促進の大浦のほうの住宅を完成をさせて、それで需要を見ていくということなんですけれども、八女のほうに単身用というか、2人夫婦で住むような長屋が実際ございまして、それを私この前見に行っていきました。全て八女産の材を使われていて、中は非常によく設計をされていて、お風呂もヒノキでできていて、そういったところに若い世代を呼び込む。単身であれ、例えば結婚されているカップルであれ、どういった立場の方でも構わないということでした。
そういったところで活用されている仕組みというかスキームがありまして、建物を建てたのは実は民間の会社なんですね。民間の会社が出資を募って長屋をまず建てます。その建てた長屋に入ってきて、そこに家賃が発生するんですけれども、その家賃について行政が、例えば3割とか4割の補助をしていくということで、最初の建設については町は関与しないと。関与しないというか、用地とかの手当ては廃校の跡地とかを利用はしてるんですけれども、基本的にそこにかかわるファイナンスについては町は関与しないということで、うまくスキームをつくられていました。
そういったところもあるんですが、今私のところによく問い合わせとして来るのが、独身の男女の方から問い合わせが来ます。太良町に実は移住を考えてるんだけれども、家はないかということで問い合わせが来ます。私、空き家はあるんだけれども、さすがに1人の男性が、今までろくに家事もしたことないような男性も多いかと思うんですけども、そういう人が一軒家に住むというのはかなりハードルが高くて、本当に1部屋とキッチンとお風呂ぐらいしか要らないというケースがほとんどです。
なので、そういったところも考えると、その長屋をどういうふうに建てるかというのはいろんな知恵を絞らなければいけない部分ではありますけれども、実際潜在的に太良町に移住をしてもいいという若い男性、女性が世の中には存在しているということを、この場をかりてお伝えをしておきたいなと思います。
それを踏まえた上で、町長、いかがですか、単身用の長屋というのは。
町長(永淵孝幸君)
議員言われるように、民間がしていただくようなPFI、パレットたらみたいにしてもらえば、これが一番いいんですけれども、そういう民間の方がいらっしゃれば、話をしてみたいと思います。しかし、まだ今のところは、先ほど答弁しましたように大浦地区に今年度4棟の12世帯分の住宅をつくるわけですので、まずそこら辺をつくって、応募状態等を見ながら検討していきたいというなことで答弁したわけです。
ですから、その中でそういったもしも民間の方がいらっしゃるとなれば、逆にそういった方を私のほうにも教えていただければそういった方とお話をして、用地あたりもどこら辺がいいのかというところも含めて検討していきたいと思いますので、せっかく議員が提案していただいておりますので、そういった業者まで含めて、もしもおられれば教えていただければなと思います。
今パレットたらをされた業者さんにも盛んに私も実はお願いをしてるわけですよ。しかし、なかなかまだ太良町の需要が望めないと多分見ておられるんだろうと思います。そういった中で、じゃあ、わかりました、すぐやりましょうかという話にはなってないわけなんですよ。
ですから、そういったところは、まず亀ノ浦を見て検討してまいりたいとは思っております。
以上です。
1番(山口一生君)
引き続き、いろんな社会の動向を見ながら、太良町としての提案を続けていければなと思います。
最後に、広葉樹をふやす請願についてなんですけれども、民間の方と一緒に植林というか、そういったところをやっていきたいということなんですけれども、実際にどういうスケジュールで民間と協働をしていきたいのか、そういった思いというのは現在本町のほうにはありますでしょうか。
農林水産課長(川島安人君)
お答えいたします。
去年の5月に出された請願については、広葉樹を植栽すること自体が目的でもあるんですけど、そういう植樹をする中で、植樹をする人たちの間で森、川、海との連携とか、そういうまちづくりとかを話し合う場としての広葉樹植栽のそういう場が欲しいという意向だというふうに理解をしております。
その中で、単純に植栽場所とかは提供できるかもしれません、行政のほうで。しかしながら、そういう人と人と交わってそういう話をして、この地域全体でまとまっていこうじゃないかというような話し合いに向けて誘導するような技術力、ファシリテーション的な能力が非常に必要になってくるのかなというふうに思っております。その中で今非常に検討しているのが、そういう能力をいかにして開発していくのかなというとが問題となっているところでございます。
以上でございます。
1番(山口一生君)
広範囲に民間、行政が協働するというふうになるとファシリテーション能力というのが必要になってくるということで、私も個人的にもその能力を高めていきたいなと思いますけれども、役場の中でも職員さんにそういった教育を積極的に行っていただきたいなと思います。
太良町は、昔から山の環境整備については非常に思いがある町だと思っています。治山治水百年の計ということで、本当に100年も前から100年後を見据えて山を維持管理をしてきた。そういったところの努力がある中で、実際に海が肥えて、農業も安定的に地下水を使ってできて、例えばそういった畜産とか水を大量に消費するような産業もそこの上に成り立ってるというふうな認識で私はおります。
本当にこういった特色を太良町はもう一度見直して生かしていくという上で、多良岳200年の森構想というのは本当にすばらしい構想だなと実感をしていますけれども、町長に最後にお伺いしたいんですけれども、多良岳200年の森構想というのは、単なる問題の先送りではないという理解でよろしいんでしょうか。
町長(永淵孝幸君)
議員御案内のとおりですけれども、先ほど来150年後の人口とかの中で、ここにおる人は多分200年後にはみんないないと思います。しかし、この200年の森を考えたのは、太良町でそういう大径材、長伐期に持っていったときの木材がどうなるのかも実際私たちも見てみたいものなんですよね。しかし、それも不可能だというような中で、この200年の森構想については続けていきたいというふうなことを思っております。
そんな中で、議員も幸い山林運営委員であられますので、その中でもいろいろ御提案していただいて、そしてその中で協議をして、この200年の森構想も本当に太良町の将来の未来の子供たちが200年後によかったなと言ってもらえるような森に育てていきたいと思いますので、提案方よろしくお願いいたします。
1番(山口一生君)
私も、山林運営委員として全力で努めてまいりたいと思います。
林業振興については以上で、次の質問に移らせていただきます。