学校でのマスク:子供の「脳」と「心」の発達を守れるか
まとめ
- 事実:小中学校でのマスク着用が長期化し、3年目に突入しようとしている。
- 論点:成長期の子供にとって、酸素不足による脳への影響や、表情が見えないことによるコミュニケーション能力・言語発達への弊害が懸念される。
- 次の問い:感染リスク(オミクロン株で重症化しにくい)と、発達阻害リスクを天秤にかけ、マスクを外す議論を始めるべきではないか?
質問の背景(なぜこれを聞いたのか)
大人の「安心」のために、子供の「成長」が犠牲になっています。「顔が見えない教室」で育つ世代が抱える将来のハンディキャップを、誰が責任を取るのでしょうか。
質疑の整理(要点)
1) 教育委員会のスタンス
「素人判断はできない。国や県の指針に従う」の一点張りでした。責任回避の姿勢が強く、子供の現場を見ている教育者としての独自の危機感が感じられません。
2) 脳と心へのダメージ
海外の研究では、長時間のマスク着用による認知機能低下やIQへの影響が指摘されています。また、相手の感情を読み取る能力の低下も深刻です。
3) 「外す」選択肢
体育や屋外、距離が取れる場面では外させる指導はしていますが、同調圧力で外せない子も多いのが実情です。大人が「外していいよ」ではなく「外そう」と空気を作らなければ、子供は変わりません。
メモ
コロナはいつか終わりますが、子供たちの失われた3年間(青春や発達の機会)は二度と戻ってきません。
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1番(山口一生君)
次は、小・中学校でのマスクの着用について。
小・中学校でのマスクの着用が行われていますが、子供の健全な発達、発育に深刻なリスクが懸念されるため、現状とこれからについて問う。
1つ目、マスク着用はいつまで要請するのか。2つ目、マスク着用による感染予防効果は何を根拠にしているのか。3つ目、マスクの長時間着用によるリスクを把握しているか。
この3つについて回答をお願いします。
教育長(松尾雅晴君)
山口議員の3点目、小・中学校でのマスク着用についてお答えいたします。
1番目のマスク着用はいつまで要請するのかについてでありますが、文部科学省の学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルには、児童・生徒等及び教職員は、身体的距離が十分取れないときはマスクを着用すべきと考えられます。ただし、十分な身体的距離が確保できる場合や、熱中症などの健康被害が発生する可能性が高いと判断される場合にはマスクを外すなど、活動の対応や児童・生徒の様子を踏まえて現場で臨機応変に対応することとなっており、学校でもこのマニュアルを指針として対応しているところであります。お尋ねのマスク着用の要請期間については、新型コロナウイルス感染症の状況等が今後どうなるかの予測が難しいため、具体的な期限をお答えできませんが、いずれにいたしましても、国及び県と連携し、適切に対処してまいりたいというふうに考えております。
2番目のマスク着用による感染予防効果は何を根拠にしているかについてでありますが、専門家ではありませんので、科学的根拠を個別具体的にお示しすることはできませんが、マスクの着用については、一般的に感染防止効果が得られるものとされており、厚生労働省のホームページにおいては、自分と相手の双方がマスクを着用することで、ウイルスの吸い込みを7割以上抑えられるという研究結果が紹介されております。
3番目のマスクの長期間着用によるリスクを把握しているかについてでありますが、厚生労働省のホームページによると、マスクは飛沫の拡散予防に有効で、新しい生活様式でも一人一人の方の基本的な感染対策として着用をお願いしています。ただし、マスクを着用していない場合と比べると、心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度等が上昇するなど、身体に負担がかかることがあります。したがって、高温や多湿といった環境下でのマスク着用は熱中症のリスクが高くなるおそれがあるので、屋外で人と十分な距離、少なくとも2メートル以上確保できる場合にはマスクを外すようになっております。
なお、学校においても、熱中症などの健康被害が発生するおそれがあるときはマスクを外すことや、児童・生徒本人が暑さで息苦しいと感じたときなどはマスクを外したり、一時的に片方の耳だけにかけて呼吸をしたりするなど、児童・生徒の判断でも適切に対応できるように指導を行っているところであります。
1番(山口一生君)
子供たちも、コロナ禍が始まってから、学校でのマスク着用、家庭での手洗い、うがいとか、いろんな面で感染予防に努めてきてくれています。今、オミクロン株と呼ばれるものが蔓延というか、広がっていると言われているんですけれども、こういう症状がどんどんどんどん軽くなっているというのが私の印象です。印象であって、どうかというのはあるんですけども、これが、例えば小学生低学年の子とかがマスクを長時間着けているということについて研究をされているところがあって、これもアメリカなんですけれども、長時間マスクを着けることによって脳の認知機能が低下しますよと。もちろん、身体が旺盛に発育をしている時期ですので、たくさん食べるし、たくさん酸素も必要とするし、そういう時期なんですよね、大人よりも倍ぐらいの速度で大きくなっているので。そういう時期においてマスクを着用することによって、必要な酸素が体に得られないというのは確実に起こり得ることであって、それを、じゃあ今からあとどのくらい続けますかという話ですよね。もちろん、国とか県とか、そういった県の教育委員会とか、そういったところの決定とかもあると思うんですけれども、何かしらそういうマスクを外していいんじゃないですかというような議論を始めてもいいのかなと思っています。
もう一つ、脳へのダメージのほかに、もちろん小さい子供とかは言語が発達している途中です。人間、言葉を覚えるときにどうやって覚えるかというと、音と相手の表情とか口の動きとか、そういうものも同時に学習をしています。そういったところで、言語の発達に明らかな遅れが見られる場合があるというような研究もあります。
なので、ぜひ教育長にお尋ねしたいんですが、県のほうとそろそろマスクを外してもいいんじゃないですかというところで話の口火を切っていただけないかなと思うんですけども、教育長はいかがお考えですか。
教育長(松尾雅晴君)
先ほどお話ししましたとおり、人の生命がかかっております。私には、何の裏づけも、その判断の裏づけを持っておりませんし、素人が何でそういう人の生命に関わる、命の保証なんかはできません。だから、先ほどお答えしましたように、国とか県はそれぞれのドクターあたり、専門家を入れて、そして言った限りにおいては、県においても国においても責任があるわけですので。私は、太良町の子供たち、親御さん、佐賀県に対して、それほどの深い知識も、ああ、あれが言うならというようなバックボーンもありませんので、素人が言ったって無駄なことだというふうに思っております。議員さんの言われる、確かに小さい子供にとっては大変だろうと思っております。だから、4校の小・中学校はマスクについては注意をし、十分子供たちを観察をし、家庭との連絡も、御家庭のほうも御理解があって、学校に情報を入れていただいている、そういうふうにして情報を共有し、おかげさまで4校とも休校措置を取らなければならないような事態にはいまだ至っておりませんし、議員さんの御提案ですけども、そういうバックボーンがない私には自信がありませんので。
以上です。
1番(山口一生君)
教育長もそういった間に挟まれて、申し訳ないことをお伝えしたなと思うんですけれども、この状況がいつまで続くかというのは、国とかの決定が先んじてくるとは思います。私が思っているのが、例えば中学校1年生で入って、1年、2年の間マスクを着けていましたと。中学校3年生になっても、マスクをずっと着けていなさいと。症状がどんどん、感染症のレベルというか、危機的なレベルも下がってきているようになっている昨今、中学校3年間ずっとマスクを着けっ放しというのはどうかなと思ったところがありましたので、今回こういったお話をさせていただきました。本当に悩ましいと思います。人の命がかかっているというのはもちろんです。人の命もかかっているし、子供の今も将来もかかっている話なので、ここはもっと突っ込んでいろんな意見をいろんなところで言えるような状況をつくっていかないといけないんじゃないかなと思っています。
私の質問は以上になります。