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山口一生 佐賀県太良町議会議員
一般質問 /

飼料高騰:1.4倍のコスト増を「地域資源」で乗り越える

まとめ

  • 事実:飼料・肥料ともに価格が昨対比1.4倍に高騰。町の農家・畜産農家に深刻な打撃を与えている。
  • 論点:町は一時金(計約2000万円)を給付したが、インフレは構造的なものであり、現金のバラマキには限界がある。
  • 次の問い:町内に年間3万トンある畜産堆肥を、高騰する輸入肥料の代替として使う「耕畜連携」を、成分分析やマッチング支援で加速できないか?

質問の背景(なぜこれを聞いたのか)

「高いから補助金をくれ」ではジリ貧です。円安とインフレは当面続きます。 外から買うのをやめ、足元にある「うんち(堆肥)」を宝に変えるシステムを作ることが、最強の防衛策です。

質疑の整理(要点)

1) 堆肥コンクールでの快挙

私の以前の提言(成分分析の支援)を受け、町は県の「堆肥コンクール」への出品を支援。結果、町内の農家が県2位に入賞しました。 「何が入っているか分からない」から「成分保証付きの良質堆肥」へ、意識改革が始まっています。

2) 運搬の壁:鳥インフルエンザ

堆肥を運びたいが、防疫上の理由(鳥インフルエンザ等)で移動が制限される現実があります。 袋詰めによる安全な輸送など、物理的なハードルを下げる工夫を求めました。

3) 有機農業への転換

宮崎県綾町などの先進地では、地域資源で農業を完結させています。 輸入肥料に頼らない農業は、環境に良いだけでなく、経営上の「安全保障」でもあります。

メモ

ピンチはチャンスです。肥料高騰がなければ、誰も臭い堆肥に見向きもしなかったでしょう。今こそ「循環型農業」へのシフトチェンジの時です。

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1番(山口一生君)

皆さんこんにちは。議長の許可を得ましたので、通告に従って質問をさせていただきます。

今、結構コロナとか物価が高くなってるとか、町の中でもいろいろ予測不可能な事態がたくさん起きて、皆さん結構疲弊してる状態かなと思っています。今年もまだまだ予断を許さない状況が続くのかなと思っていて、今まで起こったことのないようなことが、これからたくさん起きてきます。

私今回質問を、農業と食について質問をさせていただきたいと思います。

まず、これを質問するに当たって、私ちょっとタイムスリップをしました。これ中江八束さんという昔この辺りで県議会議員をされてた方の本で、「ミカンの花の匂う丘」という本を読ませていただきました。この中に、戦後、戦争、第2次世界大戦が終わってから直後、太良町がどういう状態だったか、それからどういうふうに復興を遂げて、今につながっているかというのを、全てではないですが、私全部は知らないので、ちょっと勉強をしてみました。

戦後すぐ何にもなかった時代に人間がいて、何とかせんといかんということで、皆さん自分で畑をやったり牛を飼ったり、鳥を飼ったりして、本当に自給自足のような生活をされていたようです。皆さんの中にも、小さい頃まだテレビがなかったとか洗濯機しかなかったとか、いろんな何にもない時代に皆さん生まれてきて、大きくなっていくたびに道路ができてテレビが来て、いろんな家電ができて、社会のインフラも物すごく整ってて、私この本を読み終えたときに、すごく恵まれてるなと思いました。別に何も不足しているものないし、今から心配してたようなことも何かほとんどあまり問題にならないのかなということで、ちょっと考えを改めた部分もあります。

そういうことで、今回原点回帰ということで、地域の資源、地域の魅力というのはどういうことかというのを、もう一度この一般質問の場でやっていきたいなと思っています。

1番目、畜産と農業の連携について、本町における畜産及び農業は、主たる産業として確立している。現在、インフレによって経営リスクは高まっておりますが、町内の資源の循環を強化し、産業を下支えする必要があると思います。

そこで、以下について問う。1つ目、畜産における飼料高騰の状況は。2つ目、農業における化成肥料高騰の現状は。3つ目、本町における畜産産業支援は何を行っているか、またその効果は。4つ目、本町における農業支援は何を行っているか、またその効果は。5つ目、畜産堆肥の利活用の現状は。6つ目、地産地消を後押しする方策は取っているか。7つ目、活用可能な地域資源はどのようなものがあるか。8つ目、地域資源を活用した有機農業推進について町はどう考えているか。

以上、8つについてまず質問をします。

町長(永淵孝幸君)

山口議員の1点目、畜産と農業の連携についてお答えいたします。

1番目の畜産における飼料高騰の状況についてでありますが、飼料も各種ありますが、農林水産省のデータによりますと、昨年と比較して平均で約1.4倍となっております。

2番目の農業における化成肥料高騰の状況についてでありますが、こちらも昨年と比較して平均約1.4倍となっております。

3番目の本町における畜産支援は何を行っているか、またその効果についてでありますが、畜産支援について、まず牛については、和牛の優良繁殖雌牛の保留事業や、肥育素牛の町内産購入支援、和牛受精卵の移植支援事業などを行っております。また、養鶏農家に対する鳥インフルエンザ発生予防対策なども行っております。その他、豚、牛の死亡獣畜の処理をするため、県外へ移送する運送経費の補助も行っております。

効果につきましては、和牛子牛の平均価格は県平均を上回っており、受精卵で生まれた子牛の価格は県平均より約8万円の高値となっております。また、家畜伝染病においても予防用の資材などを支給しており、それに加えて、農家の皆様の日頃の徹底した感染予防対策や飼養管理の遵守のおかげで町内での発生はございません。

4番目の本町における農業支援は何を行っているか、またその効果についてでありますが、園芸作物のハウス整備や機械導入に対する支援、農業後継者育成のための新規就農者支援、中山間地の農地保全に対する支援などを行っており、効果といたしましては農作業の省力化、農家の経営の安定、加えて複合経営を行い、高い収益性を確立された農家も見受けられます。また、新規就農者の農業定着率も非常に高くなっております。

5番目の畜産堆肥の利活用の現状についてでありますが、現状につきましては、畜産農家に耕種農家から堆肥の要望があれば、耕種農家各個人が取りに行って利用していると聞いております。

6番目の地産地消を後押しする方策は取っているかについてでありますが、町内の小・中学校で実施されているうまかもん給食において町内産の食材を使ってもらい、地産地消を後押ししております。

7番目の活用可能な地域資源はどのようなものがあるかについてでありますが、活用可能な地域資源としては様々ありますが、畜産分野で申しますと畜産堆肥が上げられると思います。

8番目の地域資源を活用した有機農業推進についてどう考えているかについてでありますが、近年の化学肥料高騰に伴い、肥料としての堆肥の活用がクローズアップされており、畜産農家と耕種農家が連携した需給体制づくりを推進していきたいと思っております。

以上でございます。

1番(山口一生君)

8つ質問に答えていただいて、まず最初は、農家とか畜産の農家の現状について確認をしていきたいと思います。

最初の質問で、肥料とか飼料について、どういう価格の高騰が見られるかということを質問させていただいて、大体押しなべて1.4倍になっていると、農薬とかも高騰していて、今まで無限にというか、結構安価に外から輸入ができていたものが、いろんな条件によって輸入ができなくなったり、例えば新興国に買い負けたり、海運の船が取れなかったり、コンテナが取れなかったり、そういう理由で日本はどんどん外部のリソースが入ってきにくくなっている。この状態で、例えば農家が化成肥料を例えば1.4倍、2倍になってしまったときに、実際町内の農家さんで化成肥料が高くなって困っているよとか、畜産の農家さんで飼料が結構高騰してきて、経営を圧迫しているよと、そういった声というのは行政、町のほうには届いているんでしょうか。いかがでしょうか。

農林水産課長(今田 徹君)

お答えいたします。

議員言われるように、飼料も肥料についても高騰していて、ちょっと経営が厳しいという声は多々聞こえてきております。

1番(山口一生君)

町のほうでもこの高騰、インフレの影響を受けているということを認識しているということを理解しました。いろいろ農業とか漁業者に対して、その支援金をされたことがあると思うんですけれども、それの金額は幾らぐらいだったのか、またその結果どういう評価というか、フィードバックを農家さんとか漁師さんからもらっているのか、そういったところの状況について教えてください。

町長(永淵孝幸君)

まず、事業継続支援金といって、農業者、漁業者、事業者に対して今回は5万円出しました。一昨年は15万円やっております。そういった中で、農業者、畜産農家だけじゃないですけれど、全ての農業者、漁業者にそういうことをしていると。それはやはりこういう高騰に伴う支援金であります。

そしてまた、ほか各1人1万円という支援金も、これは各ほかの町民全部にそういう支援もしている、ですから農家全体で申しますと約400弱ぐらいやっておりますので、2,000万円弱ぐらいの交付金をやっているんじゃないかと、このように思っております。また、担当課が数字が違えば報告すると思います。

農林水産課長(今田 徹君)

予算上では実績見込みでは315の農家数を予定しておりました。(「全体のお金は」と呼ぶ者あり)1,575万円ということです。

1番(山口一生君)

国からのその予算の措置とか、そういったものもあったかと思いますので、町から全て出しているわけではないと思うんですが、現実的に考えて、こういった5万円とか15万円とかという支援を毎年行ったり、ずっと状況を見ながらだと思うんですけども、ずっとお金を補填し続けるというのは、ちょっと行政的にも難しい部分があるのかなと思いますけれども、今後こういった支援金とか、そういったものの予定というのは今のところありますか。

町長(永淵孝幸君)

やはりコロナの交付金あたりを活用せんと、町だけの財源では厳しい、毎年1,500万円から2,000万円ぐらい農家だけで要るとなれば、ほか、そこだけじゃなくて農業者や事業者にもせないかんとなってくれば、毎年1億円ぐらいの支援をしていくというふうな形になろうかと思います。

ですから、そこは交付金ですので、支援金ですので、やはり困ったときにはあれですけど、全てを金で解決するんじゃなくて、いろいろな事業に対する支援をやっていくと、過去には畜産農家に対しては1畜産農家に対して300万円を限度として、いろいろトラクターとか畜舎の改築とか、そういったことをされたときも支出をしております。そういったことでございますので、全て一律にというようなことは考えておりません。

以上です。

1番(山口一生君)

今後どういう状況になるかというのが見えない中で、そういった現金というか、そういう手当てを継続するというのは、町の財政的にもかなり厳しいんじゃないかというところで理解をしました。

今、物価が高くなっている、インフレが起きているということで、ニュースとかもわあわあ言っていますけれども、私個人的な見方で言うと、日本円が価値が下がっています。お金の価値が下がっている、なので物価が高くなっているというと、何か物価が高いから、物買えないねという話に聞こえるんですけども、実際はお金の価値が下がっています。お金の価値が下がっているから、物を買うのに高くなるということが起きています。これは、一方通行で起こっていて、今後下がることはありません。なので、結局やり方を変えないと無限にお金がかかっていくと、お金をどれだけ補填しても、現状が変わらないというところの入り口に私たちは立っているということになってきています。

どがんするかという話になってくると思います。太良町には例えば水が、地下水がたくさんあります。農地もたくさんあります。例えば果樹をやっている方、畑をやっている方、稲作をやっている方、畜産をやっている方、漁業をやっている方、それぞれの地区でそういった自然の力を利用して農業とか漁業を行う、また林業を行うというノウハウを持っている方がたくさんいらっしゃいます。なので、正直インフレがどれだけ進もうが、太良町は結構大丈夫だと思っています、私個人的にですね。やり方を知ってるから、みんな。これが堆肥の事活用については、すごく重要な資源の一つだと私は考えています。

以前、一般質問で堆肥の質問をさせていただいたときに、太良町から年間産出される堆肥の量というのはおよそ3万トンあると、3万トンというのはべらぼうな量ですが、今これを国内でこれから奪い合うことになります。なので、太良町、農家の数も減ってきて、農地も減ってきているので、3万トン全て使うということはほとんどないかなと思いますので、まず肥料も高いし、畜産の経営も厳しいし、ある資源を有効に使っていこうということがまず第一歩目かなと思っています。

この畜産の堆肥について去年質問をさせていただいたときに、そもそも堆肥の中身が分からないと農家は使えんよと、幾ら堆肥があるといっても、中身が分からないものを農家が畑に入れることは絶対にありません。

そこで、成分の分析等を町が積極的に支援をすることはできないかという質問をしたときに、そのやり方をちょっとその関係団体とか関係者と話し合って、何ができるか考えてみるということで答弁をいただきましたけども、その後1年間何ができた、できたというか、どういう動きをされてきたのか、例えばその成分分析に関わる部分、堆肥の中身を明らかにしていく部分というところで、どういったことをされたのか、そこを教えてください。

農林水産課長(今田 徹君)

お答えいたします。

まず、成分を分析する前、畜産農家が堆肥を作って、それを農家に渡すということは、渡すとに生産業者としての届出が県に必要になってきますので、まずそれを出してもらうというのが基本になってきます。あと販売とかなんとかをするときも、販売業者としての届出が必要になります。

それで、その届出を出すためには、堆肥の成分がどういうのが入っているかというのを知って、こういうので届出をしますというふうになりますので、当然成分は分析をせんといかんことになってきます。その成分分析ですけど、今年度県のほうが堆肥コンクールというのを行ってもらいまして、その堆肥コンクールに出品をすれば、成分分析費用は県が見ていいですよということで連絡を受けまして、今年度出品された農家の方の堆肥については、無償で成分分析ができている状況でございます。

1番(山口一生君)

その堆肥コンクール等、県の取組も活用しながら、成分分析を一部開始をしているということなんですけども、その堆肥コンクールに出品というか、出された、例えばその畜種であったりとか、その結果はどういうふうになっているんでしょうか。

農林水産課長(今田 徹君)

今年度堆肥コンクールに出した農家の方は、酪農が1件、肥育が4件の5件出品していただいております。その中で1軒の農家が県2位という成績を受けられております。

以上です。

1番(山口一生君)

牛を中心として、今回、今年度の堆肥コンクールには出されていると。堆肥コンクールですね、牛とか豚とか鳥とか、いろんな畜種のものが、いろんなところから出品をされているというのを聞いています。今回2位になられた、そのところの堆肥というのは、何か特殊なやり方をされている、どういった工夫をされているところなんでしょうか。

農林水産課長(今田 徹君)

すみません。中身については詳しくないんですけど、違う成分というか、堆肥だけじゃなくて違う成分を加えて加工をされているというのは聞いたことあります。

1番(山口一生君)

せっかく2位になられるぐらい、いい堆肥を作られているということなので、行政のほうでもいろんなお話を聞かれてみればいいかなと思います。特に牛に関しては酪農、牛乳関係は国のほうも政策がめちゃくちゃというか、輸入しながら廃棄を促すというような、ちょっと意味が分からない状況にもなっておりますので、そういったところも含めて、畜産の現状というのをもう一度ヒアリングをしていただきたいなと思っています。

この堆肥コンクールというのは、来年度も予定をされていて、例えば牛以外のものについても来年は出品を予定をされているんでしょうか。

農林水産課長(今田 徹君)

お答えいたします。

来年度も県は開催する予定と聞いております。畜種にいたしましても、牛以外でも、豚、鳥、全ての畜種で出品可能と聞いておりますので、うちは出さんでよかと言いんしゃるところもあるかもしれませんけど、出品していただくようお願いしていくところであります。

1番(山口一生君)

皆さんにぜひその出品をしながら、堆肥作りについて、いろいろと町の中でノウハウをためていくということを推進していただきたいなと思います。

堆肥関係もこれも1年前にお伺いしたんですけども、運ぶのがとにかく大変だと、運んで、事ミカン畑とかに堆肥をまくというのは、物理的にかなりしんどい部分があって、斜面で堆肥をまくというのは結構しんどいなと。私もやったことあるんですけれども、そういったところで運ぶとか、そういった活用するというときに、どうしても輸送がネックになるのが堆肥なんですけれども、そういったところについて、その輸送費に関して町のほうで何らかの支援ができないかということをお伺いしたときに、ちょっと状況を確認して考えてみるというような返答をいただいていますけれども、今年度の取組について教えてください。

町長(永淵孝幸君)

堆肥を運ぶとなれば、家畜伝染病あたりがやはり一番心配なんですね。特に鶏ふんなどは鳥インフルとか何かのお話がありますので、それを運ぶ道中において、ほかの鶏舎付近を通るとかなったとき、やっぱり病気が心配だから、そういったことはやらないでくれと。私もちょっと畜産の方と話をされているけれども、堆肥を今ダンプで持っていけば、農家の人が畑に入れたり田んぼに入れたりも大変なんですよ。ですから、袋詰めだったらどうかなと思う中で、袋詰めするような機械がないのかなという調査もしました。しかし、それを今度は1軒に1台そういう機械を置いたら、今度はまた逆にコストがかかって大変ですので、共同となれば、またそこで伝染病が心配されるというお話もありまして、なかなかやはり畜舎から運び出すというとが一番のネックかなと、そういう病気とか何か、ですからそこで完熟堆肥じゃないですけど、さらさらのようにしてすぐ畑とか何かに持っていかれるような、袋詰めでもできるような状態になれば、各農家がもらいに行ってという話もあろうかと思いますけども、なかなか運び出すということ自体が本当に大丈夫なのかというあれもありますので、そこら辺は各畜種農家と協議をさせていただいて、検討をしていきたいと思います。

1番(山口一生君)

今、鳥インフルだったり豚コレラとか、本当佐賀県でも鳥インフルの発生があって殺処分をしてるとか、すごく病気に対してデリケートな時期だと思います。なので、例えば明日から開始しましょうという話ではないと思うんですけども、何らかのそういった農家と畜産の方が、お互いが例えば知り合える機会とか、お互いの状況、例えば肥料が高くなっているんですよとか、農業がすごくコスト高くなってますよと、畜産のほうは飼料が高騰してますよと、堆肥がありますよというような、そういったマッチングが町の中で1件、2件、そういうのをじっくり進めていく必要があるかなと思います。

そのマッチングについても、1年前に質問をさせていただいて、そこも状況をヒアリングをしながら対策を検討していくということで、回答をいただいていますけれども、今年度の取組はどうだったのか、また来年度予定されていることがあれば教えてください。

農林水産課長(今田 徹君)

お答えいたします。

先ほど来お答えしておりますけど、まず堆肥の成分がどういうのが入っているのかというのを調べてもらって、農家の方も耕種によって、どういう成分の肥料が必要かというのが分かっておられると思いますので、そういうのの話合いを行いまして、どの方がどの方にマッチングできるかと、そんな感じの話合いは来年度進めていきたいと思っております。

1番(山口一生君)

その状況が耕種農家にしろ畜産家にしろ、今までとは違う状況にはなっていますので、潤沢に安価に資源が手に入らないという状態にはなっていますので、皆さんその話合いをしたりとか、お互いの状況を話す機会というのはつくっていただけたら、非常に喜ばれるんじゃないかなと思います。まずは話をするその場づくりからかなと私も思いますので、いきなり何か設備をどんどんと造ったからといって解決するような問題ではないとは思いますけれども、例えばそのインフレが進んでいるとか、農業に対して特色を出していかないといけない、地域内の資源をうまく使わないといけないという状況下においては、もっと皆さんその関係者同士の対話というのを、行政としてファシリテーションしていく必要があるのかなと私は思っています。

最後に、この8つ目で地域資源を活用した有機農業を推進してみてはどうですかということで質問をさせていただいたときに、大変注目されているので、耕畜連携とかも含めて、いろいろ協力できる体制をつくっていけたらなということで回答をいただいています。

実際、私は宮崎県の綾町と熊本県の山都町に、有機農業を推進してたり自然栽培を推進してたりする現場を見に行きました。そちらの、すごく30年とか20年とかをかけてじっくりとそういったノウハウを蓄積されているところで、太良町と規模もすごく似ています。畜産があったり果樹があったり畑があったり、なのでそういったところと同じ苦労をする必要はないと思うんですけれども、分かっている部分をどんどん参考にして、太良町なりにアレンジを加えていくこともできるのかなと思っています。

こういったところ、来年度こういった有機農業のこういった先進地の視察とか、そういったものを職員がされてみてはどうかなと思いますけれども、それについては町長いかがお考えでしょうか。

町長(永淵孝幸君)

今議員の言われるのは、やはり耕種農家と畜産の連携は大事かことです。そして、土作りにはやっぱりこういった有機肥料がいいという話も聞いております。やっぱり畜産の副産物である堆肥を有効に活用するということは本当にいいことだと思いますので、関係者と協議をしながら、全てが例えば牛の堆肥は何々の作物にいいとか、鶏ふんはどういった作物にいいとか、そういうところはJAあたりの職員さんとかお話をしながら、そして有効活用に取り組んでいくと。ただ、今は畜産農家が2トンダンプで持ってきてくらいよとか、持ってきてやってくれよというふうな形でせられておる向きもあります。ですから、そこはそことしてしっかりやはりやっていただいて、自分たちの堆肥がそこにたまってしまわないような形でされていると思いますので、そういう活用の方法をしてもらうと。だからといって町のほうで予算を立てていろいろな運送経費を見てやったりとか何か、そこだけに限ってということはなかなか厳しい面もありますので、そういったことは今のところ考えておりませんけれども、堆肥の有効活用というのは推進していかないけないと、このように思っております。

1番(山口一生君)

やっぱり堆肥もそうですけれども、太良町の資源て何かなと考えたときに、やっぱり山があって、海があって、そこに流れる水があって、それによって我々生かされているだけといえばだけです。

いろいろとそういった環境が崩れていくと、人間もいずれ住めなくなりますので、よく聞くのが、こういった自然の環境というのは、例えば1世代とか2世代後の子孫から我々が預かっているだけですと。なので、むやみに例えば汚したりとか埋め立てたりとか、今の勝手でいろいろやっていいかというと、そういうことではないんじゃないかなと思っています。

もしここで同じようなやり方を続けていくのであれば、有明海で今年もノリが取れなかったように、いずれ陸地のほうも汚染が進んだり、環境が変わってしまって、ここは誰も住めないところになってしまうと。それはやっぱり悲しいことというか、あってはならないことだと思いますので、今から取り組めることは全て取り組んでいくべきじゃないかなと思います。

ちょっと時間もあれなので、次の質問に移りたいと思います。