一般質問 /
高齢者の居場所づくり——集会所を「涼みどころ」として活かせるか
まとめ
- 事実:令和6年度の熱中症による救急搬送は19人、その多くが70代以上で、住宅内で発生している。
- 論点:高齢者の「居場所」であるサロンや集会所の冷房設備は区によって格差があり、移動手段の確保も課題。
- 次の問い:まずは「冷房が整った集会所」を夏の避難所としてどう開くか、小さなモデルケースから始められないか。
質問の背景(なぜこれを聞いたのか)
太良町は高齢化率が高く、地域の集会所や公民館は「集まる場所」として重要な資源です。
一方で、夏の暑さが厳しくなり、「集まりたいのに、暑くて行けない/行っても危ない」状況も現実になっています。
そこで、既存の老人クラブ・サロン等の実態を確認したうえで、集会所を安心して過ごせる拠点として活かす方針を問いました。
質疑の整理(要点)
1) いま高齢者の集まりは、どれくらい動いている?
Q. 老人クラブや高齢者サロン等の実態(回数・参加者)を把握しているか。
A.(答弁要旨) 令和6年度実績として、
- 地域ふれあいサロン:3か所・197回/延べ1,606人
- 地域(いきいき)サロン:11地区・159回/延べ1,296人
- 単位老人クラブ:18クラブ/参加率60.5%
などの実績を把握している。
2) 集会所は「夏の居場所」になり得る?(冷房の現状)
Q. 集会所・公民館の冷房(エアコン)整備状況はどうなっているか。
A.(答弁要旨) 行政区55か所のうち、
エアコン設置済み42/設置なし10/故障中1/公民館がない地区2 という状況。
3) 町の「涼みどころ」はどこで、偏りはない?
Q. 町が指定している“涼みどころ”はどこか。移動が難しい高齢者にも届いているか。
A.(答弁要旨) 町内の涼みどころは 4か所(役場・大浦支所・図書館・潮騒館)。
一方で、場所の偏りや移動の問題があり得るため、コミュニティバス活用等も含めて考える必要がある。
4) 熱中症は、どれくらい起きている?どこで起きている?
Q. 太良町民の熱中症救急搬送は何件か。年代・発生場所も把握しているか。
A.(答弁要旨)
- 件数:令和6年度 19人/令和7年度(8/26現在)11人
- 令和7年度(8/26現在)の発生場所:住宅内5人/住宅の庭2人/ほか(店舗駐車場・路上など)
- 年齢層:20代1人/30代1人/60代1人/70代以上8人
メモ
- 高齢者の居場所は「気合い」では続かない。設備(冷房・バリアフリー)と移動手段で、参加できる人が変わる。
- 熱中症は“外だけの問題”ではなく、自宅内でも起きている。だからこそ、集会所を「地域の涼みどころ」として増やす議論は、福祉というより命のインフラの話。
- いきなり全地区を完璧に、は難しい。まずは「冷房が整っている集会所」から、小さく試す(開放のルール/電気代/見守り)→データを取る→改善の順で進めたい。
一次情報
- 令和7年9月議会 一般質問(音声書き起こしテキストを基に編集)
- ※正式議事録や動画URLが公開されたら追記予定
全文(書き起こしテキスト)を読む
(公開され次第追記します)